『いかなごの釘煮』

いかなごの釘煮

いかなごの釘煮

姫路から帰京したKがお土産のおすそ分け。
淡路産のいかなごは、まさに新物、釘煮というより稚魚、季節の代表らしい。
“やめてよ、これこうなごでしょ、ダメよ、こんなの食べたら、危険、知らないの!”
“そうよ、茨城で禁止になった魚でしょ、甲状腺に影響が出るから・・”
『食べてから文句いいな、いかなごの釘煮は今しか食べられない季節ものさ・・』Kは悠々・
ところが禁止を言い募る先輩がさっと片してしまった?
“今影響が無いから怖いのよ、放射能は姿見えないから危険なのね、気をつけましょ”
怖いのは放射能だけど、聞きかじりの情報で仕切ってしまう勢いも怖い。
風向きを察知して、同調してしまう人も怖い。
新物のいかなごの釘煮はぱっくんと一口、二口、あまい、美味しい!

デパ地下の売り場   『ネガティブアプローチ しすぎ』
『炭屋さんは、どこにありますか?』
佃煮の売り場でたずねました。
“炭屋はありません”不機嫌な顔で答えたのは、京都のちりめん山椒の店。
おかしいな、デパ地下で売り場があったはずなのに??
灯りが一段落ちた感じの売り場を見つけました。
小さく『新物くぎ煮』とある。
800円? 100グラムは無いらしい。
縁起物として買うことに・・・
『いかなごを探したわ、今年は始まったばかりですか?』
“そうですね、関東の方はいかなごを知らないので、仕方が無いのですけど・・・”
『あら、私は病院に勤めているけど、口の肥えた方は昔からお土産にしているわよ、』
“そうですか、チリメンと一緒くたにしている人が多くて・・・”眉をひそめて言う・・・?

いかなごの釘煮を求めたお客様は、次に食べたいものを決めているでしょう。
穴子の白焼き、日本一甘い玉ねぎを求めているかも?
好意的なお客様を見落としていませんか?