お客が滑って転んだ!
『反撃の接客サービス』(旭屋出版)より
とっさの一声
大きく、はっきり
「大丈夫ですか!無理に起きないで下さい。」
「山田(名乗り)すぐいきます!(スタッフへの連絡)店長お願いします。」     
とっさの行動で救急支援
発見者、何をおいても駆けつける。(料理サービスをするスタッフは続行)
緊急時ほど、安心モードを大切に。静かなサービス。
転倒客を他のお客から見えないように。
移動できない時は椅子で囲みジャケット等で視線をさえぎる。
転倒した時に
サポートは迅速に,静かに実行
 「こちらへどうぞ」(他のお客の視線をはずす、道路をあける)
 「よろしければ、こちらでお手当てを。」(冷水おしぼり)
 「失礼ですが,従業員用です。」(打ち身湿布)
 「ストッキングです。どうぞ。」
 裾のほつれ、破れの一時押さえにガムテープ、ソーイングセット。
離れることも大切(レジとの連携プレイ)
 原則として介護は同行者へ任せる。店は間接的支援をする。
 介護の専門家ではない、誤った介護をしない為に慎重に。(温・冷不明)
 介護の手でお料理サービスするわけにはいかない。
「すみません、お手伝いできなくて。」「お気をつけて!」
救急車を呼ぶとき・呼んだら
原則として救急車要請はお客、同伴者の指示により店長が通報する。
同伴者意志不明(酒酔い、若年)の場合は、店側で救急車要請。
 出入口を明確に(従業員通用口、階段がある場合は伝える)
 状況(出血、激痛で立てず、失神、嘔吐、呼びかけに反応なし、顔面蒼白‥)

※お得意様で家庭との連絡がとれる場合はご自宅へ連絡。
※救急車到着前にお客が帰った場合・・・報告の為、お客の連絡先、状況を記録する。
安全の為の行動
転倒の原因発見と除去。
店側の原因は即とりのぞく。(水の拭きとり等)
【転倒誘因】
 ◆店側と思われる場合
床の水、残飯汁、ワックス拭き取り不足
床材特質、石材,モザイク,タイル,フローリング,じゅうたん毛足
床の段差、スロープ
マットのずれ,破損
自動ドア故障、ガラスドア透明、取っ手不良
照明不良
階段、通路に荷物放置、手すり不良
 ◆客側と思われる場合
姿勢、体勢、体調不良(立ちくらみ、貧血、めまい、酒酔い、足のしびれ、けいれん)
靴材質(皮、ゴム、金具)
ファッション性 (ピンヒール、厚底サンダル系、幅広パンツ、ストレッチ性ロングスカート、着なれない和服、帯ひきずり)
客同志の悪ふざけ、小づきあい 等
ことばと態度
ひんしゅくを買うスタッフ
×キャーッ! ひっくりかえった! 奇声をあげて見物。
×酔っ払いよ! よくいるのよー。自分でころんだんだからほっとけば!
×困るのよ、倒れるなら店を出てからにしてもらいたいわ、全く!
×見て見ぬフリ、知らん顔。(共用部分、エレベーターホール等)

“転んだのは君の責任だ! 責任はとってもらうからな”“金なんて払えない。”
はい、申しわけございません。救急車よびましょうか。
はい、今はお金の話より、お客様のお身体一番です。どうぞ冷して下さい。
私店長の◯○と申します。(支払いの要否決定−店側の原因の場合は請求せず)お客様のお名刺頂けますか。(おつれ様にお願いしてよろしいですか)

転倒の理由が何であれ、お客の痛みを案じ、いたわり、共感のムードをつくる。
補償、請求に対して
治療費、休業 補償、タクシー代は即答の要なし。
ケンカは損。(慰謝料請求にのる必要はない)
×弁償と言われても…私では…本部に聞いてみないと。
×ころんだのは、お客様のせいですから。
×しかし、他のお客様全員転倒したわけじゃないですから。
×病院で治療の必要があれば、どうぞ好きなように請求して下さい。当店保険に入っていますから。